ガリバー旅行記の謎 なぜ鎖国時代の日本が描かれているか

ガリバー旅行記は1726年にイギリスの風刺作家ジョナサン・スウィフトにより書かれた小説です。


ガリバー旅行記にはいろいろなエピソードや逸話があります。

第一篇のリリパット国渡航記ではガリバーは小人の国に行き
第二篇のブロブディンナグ国渡航記では巨人の国に行き
第三篇では天空の首都ラピュータ(宮崎駿監督、天空の城ラピュタの発想はここから)や魔法の国、不死の人間の国などを訪れ、そして日本にも来ています。
第四篇は馬が話をするフウイヌム国に行きます。
この国にはヤフーと呼ばれる人間と似た種族が登場します。ポータルサイト「Yahoo!」は公式には「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」の略語ですが、開発者たちが自分たちをこの話に出てくる種族に ちなんでヤフーと呼んだことに由来します。


ところで、この作品が発表された1726年というと日本では江戸中期で鎖国時代です。
第三篇にガリバーは日本のナンガサキ(長崎)に訪れ、そしてエド(江戸)にも行き将軍に会うのですが、驚くことにガリバー旅行記の中では当時の日本を忠実に描いているのです。なぜ鎖国している日本をここまで忠実に描くことができたのでしょう。

これは鎖国以前の時代に日本に訪れていたイギリス人ウィリアム・アダムスの記録を作者のスウィフトがよく読んでいたためだそうです。

日本名を「三浦按針」というウィリアム・アダムスはもともと冒険的な船乗りでもありました。
ガリバーのモデルは、このアダムスであったと考える研究者もいるそうです。


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